Dec 16, 2009

Follicle Stimulating Hormone Fertility

女性にとってホルモンは、妊娠や出産のためだけに分泌するだけではありません。それは、女性の身体をしっとり健やかに保つ働きも担っているのです。下垂体で分泌される性腺刺激ホルモンには2種類のホルモンがあります。卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンがそれです。卵胞刺激ホルモンは、卵巣の中にある原始卵胞に作用して、原始卵胞を成熟卵胞へと発育させます。卵胞刺激ホルモン(follicle stimulating hormone)の分泌が正常に行なわれないと、卵胞がうまく発達しきれず不妊症(fertility)になってしまう可能性もあるのです。

例えば、女性の月経3~4日目に卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンの数値を測定します。通常の場合、黄体化ホルモンより卵胞刺激ホルモン(follicle stimulating hormone)の方が数値が高いのですが、この数値が逆になっている場合は、多嚢胞性卵巣症候群などの排卵しずらい状態であり、不妊(fertility)の原因であると考えられるのです。黄体化ホルモンと卵胞刺激ホルモン(follicle stimulating hormone)の数値が逆転している場合、排卵誘発剤を使用して不妊(fertility)の改善をはかるようにするのが一般的です。